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ユトレヒトのMusic Video撮影

日々徒然

昨日、日本に帰ってきました!2週間いたのでオランダの文化や人々の価値観の違いとか、自分のことも沢山考えて、思いもよらない特別な時間を過ごせました。頭と心の整理に数日はかかりそうだな・・・

今回メインであった、Tim Treffersとのミュージックビデオの撮影は、Timの住むユトレヒトという可愛い街で行われました。ユトレヒトはディックブルーナのミッフィーで有名な街で、小さなアムステルダム、といった雰囲気。オランダに在住する日本人カメラマンの原田篤さんという方と私で2か月前から打ち合わせし、日本語/英語の絵コンテも作ってあったので、街の雰囲気を活かしたとてもいい感じのシーンが沢山撮れました:)日本から作って行った小道具も大活躍!
撮影の前日にアムステルダムにある原田さんのオフィスにお邪魔して、カメラのテストや撮影の段取りを確認しました。オランダに住み続けて頑張るガッツがある人だからこそのすごい説得力で私を励ましてくれて、とても勇気が沸いた!「オランダへようこそ!」とワインまでオフィスに用意してくれて、おかげで余分な肩の力も抜けました:)写真はオフィスシェアされている動画のクリエイターさんと。ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko

そして翌朝は7時にユトレヒト駅集合!(皆さん5時起きだったそう)早く着いた私は駅をキョロキョロうろうろしていると「Hi!!!!!」「Hi!!!!」、予期せずエスカレータの前でTimにばったり会ってびっくり。初めて会う実物のTimはさすがオランダ人、本当に背が高い!そしてとても気さくな人でありました。朝の7時はまだ人通りも多くなく、お店も開いていないのでチャンス!3人で軽くカフェでミーティングをして場所と進行を確認したらすぐ撮影開始します。原田さんはテキパキと場をリードしてくれ、どんどん進んでいきました。カフェの中、教会に向かうメイン通り、運河沿い、トンネル、雑貨屋さんの前、いろいろな場所で撮りました。ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko↑事前に送っておいた絵コンテを読んで、靴紐を結ぶシーンのために、可愛い靴下をお召しのTim!「俺、ちょっと小芝居するようなミュージックビデオはやったことがないから、自分のプレイバック見るのが恥ずかしい」と、時折モニターを見て渋い顔で「ああ、アキコはいいけど俺、やばいね(笑)」などと言っていました。大丈夫、ちゃんと絵になっていましたよ!

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko↑これはTimが撮影場所に提案してくれた、かわいい教会の中庭。途中で警備員さんが来ちゃってTimがオランダ語で交渉してくれました。(どれも事前のアポなしで、直前に直談判!でもユトレヒトの皆さん、とても親切で結構面白がって快諾してくれる)それでもOKしてくれる教会って、日本ではありえないですよね。こころ広き、オランダ人!途中で物珍しそうに2人にカメラを向ける観光客が来たり、なんだか可笑しかったです。

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko↑ちなみにこれは後日、”ダムタワー”の頂上から見たユトレヒトの街並み。どこを切ってもオランダ。建物の統一感がこの雰囲気を作ってる。

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko↑そうこうしているうちに、無事5時間ほどで撮影が終了!結局終わるころには「とても楽しい1日だったね!」と3人ともハイテンションでした。終わってからはせっかくなので、Timおすすめのユトレヒトのカフェで、美味しいビールとランチを頂きました。お互いの音楽ルーツの話から、「オランダの生活費はいくらくらいかかる?」とか、お互いの文化の違いや、恋愛の話まで、とても面白かったです。気付けば英語で話しても日本人と過ごすのと変わらない感覚で、気の合う良い人でありました:)

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akikoダムタワーをバックに、Tim、原田さん、「おつかれさまでしたー!」動画はこれから私が編集します。