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HERE BY YOUR SIDE TOUR -Fin-

日々徒然

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko東京、名古屋、群馬の3日間で「HERE BY YOUR SIDE TOUR in Japan w/Tim Treffers」が終わりました。このツアーでのべ100名のお客様にご来場いただきました!1日明けた今日は、メンバー全員が心にぽっかり穴があいたような気分になったようです。寂しいような、やっと気が抜けるような、次はどこへ向かっていいのかわからなくなるような。

DAY1: 1月25日(木)下北沢でリハーサル、ティムがスタジオにやってきた
ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko午後2時からリハーサルが始まってまずはミムラスの曲を通す。しかしあっという間にティムと待ち合わせの4時に。慌ててギターのユウヤさんと私で下北沢の駅まで迎えに上がると、切符売り場に背の高い外国人が3人・・・ティムだ!・・ん?お父さんとお母さんが一緒に来たのか!(びっくり)ご挨拶をしてご両親と別れてスタジオまで歩く。「緊張するかい?」と聞くと「緊張半分、楽しみ半分って感じだよ」とのこと。こちらは結構しっかり準備してあったので、内心「まかせなさい」と思っていたけどね!

スタジオに着いて、メンバーと初対面。英語表記の名札をみんなに付けてもらいリハーサルへ。東京の私たちは年末から3回ほど事前にスタジオリハしていたのでサウンドは出来上がっており、1曲合わせてみた段階でティムも「すごーい!ひゃっほう!グレイト!」と喜んでくれました。「でしょ?」笑 そんなわけでリハーサルはサクサクと進み、時間が余ったので途中でビア・ブレイクを挟むことにしました。近くのコンビニへ皆でビールを買いに行き、緊張をほぐすための1杯をスタジオのロビーで乾杯。英語は自信がないというメンバーも、お酒を飲めば結構饒舌になってあっという間に皆の距離が縮まります。

リハがうまく行ったので、スタジオの後は日本文化の素敵なものの1つ「居酒屋」へ皆で。メンバーも「これを食べさせたい」というメニューを色々注文してはティムにおすすめしていました。ティムが唯一マズイ!と言ったのは、”たこわさ” でありました。笑
ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko

DAY2: 1月26日(金)中目黒FJ’s LIVE 東京編
共演者:岸上規男(ex.Dutch Training) 物販スタッフ:ミキ、Jeff、P-vine田中さん

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko渋谷駅でティム一家と待ち合わせをして会場まで。今日は昼間に皆で東京タワー観光をしてきたのだそうです。楽しんでるね~!会場に着いてからは会場準備とリハーサル。ツアーロゴの入ったガーランドを作ったので、皆で手分けして飾りつけもしました。オランダからのゲストが来るということで、会場のFJ’sも「ビタバレン」というオランダの郷土料理をメニューに出してくれティムのお母さんも大喜び!

この日の共演は、岸上規男さん。以前にミムラスと共演したことがあるシンガーで、突き抜けた甘い歌声と楽曲の魅力。ビールを飲みながらのリラックスしたステージでトップを和ませてくれました。そして2番目がティムw/ミムラスバンド。1本目のライブで緊張感いっぱいでしたが、いい雰囲気!MCも、通訳を挟みながら結構曲間に話したので、お客様との距離もグッと縮まりました。個人的にはリハでやらなかったコーラスを入れてみたり、初日ならではのチャレンジができて手応えある1日でした。最後はミムラスのステージ。会場の皆さんがノリノリで応えてくれて大いに盛り上がりましたね!アンコールは日本の古い歌を1つ披露しようと思い、「椰子の実」を歌いました。
ミムラス内藤彰子 mimlus naito akikoこの日は京都に住んでいるオランダ人の友達がスタッフとして来てくれて、”合言葉”の確認とワッフルの販売をお願いしました。彼曰く、みんな結構発音が上手だったそうです!他にもオランダ人の友達がライブを見に来てくれたので、会場では彼らがオランダ語で会話に花を咲かせていました。日本に住んでいる友人たちにとっても、久しぶりに母国語を話せる機会で嬉しかったみたいです。アフターパーティーでは、ティムのご両親が「今日は本当に楽しかった!今度オランダに来るときにはうちの子に連絡してね、もてなすわ!」と言ってくれました。イエイ!

DAY3: 1月27日(土)鑪ら場 LIVE 名古屋編
共演者:大瀧ヌーバンド 物販スタッフ:Jeff

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko午前中に小田急線沿いでメンバーの車と待ち合わせ。しかし行ってみると6人乗りの車だったのですが予想外に荷物が多くて、オランダ人の2人が背が高いのもあって1台の車に乗り切れず、結局駅前でレンタカーを借りて2台で行くことになりました。1号車はギターユウヤさんが運転、ベース純也さんと2人で。2号車はカホンのミキヤさんが運転、私、ティム、Jeff。名古屋までの道中、2号車の車内ではヒットソングをかけて歌ったり、富士山の写真を撮ったり、疲れてSAでラーメン食べたり、賑やかな道中になりました。ミムラス内藤彰子 mimlus naito akikoミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko
鑪ら場は初めてお邪魔した会場ですが、とても雰囲気が洒落ていてほっこりとするような、cozyで素敵な場所でした。ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko1組目、共演の大瀧ヌーさんは私がずっとバンドで共演したかったシンガーの一人です。クウォズレーベルのコンピレーションにも参加してくれましたが、しなやかで、洗練された、優しくも情熱的な楽曲と歌。バンドの演奏にも愛がないと出てこない細やかなフレーズが沢山隠れていて、本当に素晴らしかったです。またどこかで一緒に共演したいなあ。

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akikoミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko2番目のティムのステージでは、カバー曲のルーツにまで共鳴してくれるお客さんがいて、音楽性まで含めてすごく届いた!という手応えがあったライブでした。私の個人的な見地ですが、名古屋の音楽シーンでPOPSやAORはあまり多くないのに、これだけ反応が貰えるなんてすごくいいライブをしたんだと思う!続くミムラスのステージも、本当に客席からの熱い反応が貰えて、終わったころには喉がカラカラでした!→「HERE BY YOUR SIDE」at 名古屋鑪ら場 LIVE動画

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko
この日でスタッフをしてくれたJeffは京都へ帰らねばならず、寂しいけれどお別れ!そして私たち一行も、明日の群馬公演があるので名古屋に止まらずにトンボ帰りで東京へ。せめてもの名古屋観光ということで、激辛(でも美味しい)台湾ラーメンのお店で夕食をとって岐路に着きました。辛すぎて顔が真っ赤になるほどでしたが、後引くおいしさで全員完食!ティムは「こりゃTVのチャレンジ番組みたいだな!」と言って少々凝りていたようです。笑 車は3時過ぎにに東京へ着きました。さ、寝なければ・・・

DAY4: 1月28日(日)館林西ノ洞 LIVE最終日 群馬編
共演者:葉月那央 物販スタッフ:ユキ

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko

ミムラス内藤彰子 mimlus naito akikoミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko私の出身地、館林のずっと憧れだった素晴らしい会場、西ノ洞で最終日を迎えます。3階建ての吹き抜けになったステージは、心地よい残響音と解放感に溢れ、会場を見たとたんメンバー全員で「すごく素敵だね!」と興奮しました。本当にここでできることが光栄です。前日の2台の車で行った反省から、1台の大きなバンをレンタカーで借りて都内を昼過ぎに出発。物販を担当してくれるユキさんをピックアップして、いざ群馬まで、1時間半の旅!まずは何も食べないで来た一行は、急いで館林うどんを堪能!もちもちのおうどんと、ナマズの天ぷらに舌鼓を打つ!(館林のうどんは本当に美味しいのでぜひ皆さんにも食べてほしいです)

会場に戻ってからは、実は前日の名古屋が終わったあと、ベースの内部の回線が切れて音がうまく出ないトラブルが起きていました。サウンドチェックの前に会場のPAさんに協力いただき、無事に直ったので一安心。ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko↑日本に来た証を残したい!というティムのリクエストで壁にサイン。西ノ洞へ行く機会があればステージ向かって左の壁を見てみてくださいね!ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko共演の葉月さんは、群馬のアーティストで、ソロのギター弾き語りで出演してくださいました。パーカッシヴで巧みなアコースティックギターのプレイに、高らかで突き抜けるようなヴォーカル。技巧派かと思いきや、柔らかな表情の楽曲もあって、3階席から見ていたティムも「ビューティフル!」と言っていました。
2組目がティム。普段はジャズ系のミュージシャンがよく出演している会場のため、より繊細な音作りの中で演奏したのでバンドメンバー一同とても緊張しましたが、フルのグランドピアノが入る編成になってテンションも上がります!半円状にステージを見下ろす客席もいつもと違うシチュエーションです。MCではオランダ語の「g」の発音が独特で「スケベニンゲン」という町の発音をオランダ語で披露してくれました。もちろん、日本語になると笑ってしまう意味なのですけども!笑 また覚えたての日本語をいくつか披露して拍手を貰っていました。「次に日本に来るときには、日本語を勉強してきて日本語で話してみせます!」ってお客さんに宣言しちゃってたティムですが、信じていいのかな?笑 期待しましょう!

3組目はミムラス。ガツンとした楽曲も荘厳な会場の雰囲気に遠慮せずガツンと演奏させてもらいました。するとだんだん会場の温度が高くなっていくのも感じられたし、手拍子に参加してもらったり、一体感があって楽しかったです!アンコールでは、昨年亡くなった祖母を想って「ピアノ」という曲を弾語りで歌いました。ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko
協力してくれた皆さんが、私たちのツアー最終日をすごく大切に扱ってくれて、おかげで大盛況で閉幕することができました!CDもグッズも沢山買っていただきました。最高にハッピーなラストだった!!ミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko
そしてこの日も終演後、群馬には宿泊せずにすぐに東京へと車で戻る一行。1時間ちょっとのドライブを経て、打ち上げは東京で!ティムのリクエストもあって、日本文化体験の面白編、カラオケで乾杯することに。メンバーも英語の楽曲を積極的に選んで、ティムとデュエットしてみたり!4日間もずっと一緒に過ごしたので名残惜しくて、夜も深くまで皆でパーティーは続きました。最後は「この素晴らしいツアーを忘れないからね!!!」そう言って皆が解散しました。
ミムラス内藤彰子 mimlus naito akikoミムラス内藤彰子 mimlus naito akiko


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振り返ってみると去年の秋から準備してきたので、このツアーが終わることは私にとっても大きな節目です。各種デザイン、グッズの手配、宣伝の手配、日程調整、会場ブッキング、タイムテーブル作りや、通訳、お金のやりくり、クラウドファンディング、楽曲の準備、交渉、etc. 事前の準備はほぼ私がひとりでやりました。もう最高に疲れたので、海外アーティストの招へいは当分やりません。笑 しかし、ツアーが始まってみると、日本人の友達/オランダ人の友達たちがスタッフとして沢山手伝ってくれ、サポートバンドのメンバーも協力してくれたし、また各地の共演者や会場もセンスが素晴らしく、最高に充実した、言葉で言い表せぬほどの濃密な時間となりました。やはり私一人ではできないことが、協力してくれる人たちのおかげで実現できているのだと思い知りました。

さあ、次はどこへ向かいましょう? お楽しみにです。