blog

毎日短いブログ330 – 選挙で何が変わるのか?

日々徒然

「多数決は多数派が勝つに決まっている」外山恒一が都知事選に出たときに政見放送で言ってたけれど、少数派になっていて困っている人には多数決制の選挙は本当に意味がないのだ。日本人の政治への嫌悪・興味の低さが問題にされるけど、スペインに行ったときの友人たちも「友達と遊ぶから」と投票をすっぽかしていたし、「俺は右でも左でもないよ」的なテンプレを言う人もいた。東京で会ったフランス人の知り合いも「政治の話とかわかんないしつまらない」と言っていた。だから日本だけの問題じゃないと感じている。何か限界のあるシステムなのだろう。

選挙で何が変わるのかはまだよくわからない。自分の応援している人を応援する人が大勢いれば良い方に、逆なら悪い方になるだろうというあいまいな予想だ。だから自分にとって明確な意思表示をする場にすればいいと私は思う。「投票に行って支持政党に入れる」「投票に行って白紙(無効票)を投じる」「選挙などくだらないから行けない」どれも意思表示だろう。ぼんやり勝ち馬に乗ろうと投票に行く人や、なんとなく後ろめたいけど行かなかった、よりずっと自分を生きてる感じ。

ここ数年、いつも選挙があるたびに地元の応援したい人の手伝いをしてきたのだけど、結局どんな候補者も選挙システム自体にからめとられているのでこちらも振り回されてすごく疲れてしまう。「なんでこんなもので重要な仕事を任される人が決まるんだ」とつくづく思っちゃう。