家の近くに馬を飼っているお宅があって乗馬させていただいた。午前中の爽やかな河原を、自転車で先導するオーナーさんに従って馬で歩いていくのがなんとものんびりしてて気持ちよかった。

馬はというと途中で草を見つけては立ち止まって食べようとしたり、ふかふかの白い犬が散歩しているのを見て怖がって走り出しちゃったり、オーナーさんのいうことはすっと聞くのに私の下手な指示では聞いてくれなかったり、顔をぶるぶる振った時に緑色の唾が飛んできたり、すごく自然で（当たり前だけど）面白かった！１時間ほどの間に私も小走りするくらいまではしてもらえたけれど、不慣れであまり馬とコミュニケーションは取れなかったので「オーナーさんと馬が遊んでいるところに、無理やり仲間に入れてもらった他人」のような肩身の狭さも感じた。

馬小屋に戻ってからは蹄のお手入れやブラッシングをお手伝いさせてもらった。漬物をざくざく噛んでいるような音をたてておいしそうに草をむさぼる馬の横顔は心がすっとするほどピュアだった。