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毎日短いブログ109 – 311

日々徒然

震災から10年、今はコロナが続いているけれど震災で社会はすごく変わったと感じる。さらにコロナでまた変わり、ホメオスタシス的に元通りに戻ろうとするけれどやっぱり前とは違う空気。
私にとっては誰にも頼まれたり望まれたりしない中でも音楽を作るのはどうして?を考えるきっかけになった。
震災直後に「音楽しかできることがない」「元気にしたい」とライブをしていた人たちにずっと違和感が拭えなかった。コロナで1回目の緊急事態宣言が出されたときもあの頃と似た空気になったけれど今回はそういう人たちがめちゃめちゃ少なくなっていた。

音楽を作ることの価値は作品それ自体の質ももちろんだけど、何かのお題目は関係なくてそれを生み出している人のスピリットなんじゃないかしらと思うようになった。魂が自由で音楽を生み出している人見ると「私も何かやろう」「そんなことば私も使ってみたい」とかこちらまで自由をもらえて元気が出る。「爽やかな元気」はそれくらい現在では価値があり、お金で買えない貴重なものだと思う。