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おばあちゃん
お正月に帰ったときに介護施設にお見舞いに行くと、おばあちゃんは驚異の回復力で、チューブでカロリーを摂る経管栄養から、経口食(普通に口からお粥など食べるスタイル)に戻っていた!もうすぐ97歳になりますが、がんばってくれて本当に嬉しかった。
しかし、ボケてはいないけど、色んなことを忘れていて、同じ話も何回もする。歌える歌も少なくなっていた。話に夢中になると、口元からよだれがこぼれたり。父母は「顔色が良くなったね」と喜んでいたけれど、私は老いの進行の早まりを感じた。
介護施設は、多くの入所者さんがいてなかなか個人の好みを全て叶えるなんて、難しいのはわかってる。でも、文化的な刺激やふれあいが少ないと(=楽しみ・張り合いが少ないと)、老いはより早く進行するように感じるんです。
おばあちゃんが施設で送っている日々を想像すると、結構短調に暮らしを”消化する”だけになっていないか?心配。
今の季節、インフルエンザ対策で、家族の面会もスペースが限られます。本当は、歌いに行ってあげたい。でも、もう少し暖かくなってからじゃないと許可が出なそうだな。春には必ずコンサートに行きたい!
全てを網羅することはできないんだけど、90歳になっても、100歳になっても、張り合いや楽しいことがより多くありますように。私には歌が歌えるから!