レコーディングはひとまず１曲目のミックスが終わった。
録りとミックスは『Fragment&waves』でベースを弾いてるタケチャンこと竹内昭博くん。私の好みをよく知っているしスムーズにいくだろうと思いきや、声の質感（マイクの種類やイコライザーなどでかなり変わる）を巡って全然意見が合わない。私は自分の声の嫌いな部分を前に出したくないのに、タケチャンはそれが声の良いところなんだから出した方がいいと始まり、いやそれだと曲全体がモッタリするから冒険してみたい、いやいやこの歌い方では君の言ってる質感にはならないだろ、でも私はそうしたくない！、俺は薦めない！…（バチバチバチ、最後は嫌すぎて涙目で黙る

結局は良い音になったけれど、次の曲は録音方法からもう一度考え直す必要があるなあ。（こういう場面があるからプロデューサーを立てたりするのだよな！と納得）理想は、楽しく進んで、私も皆も「最高のができたね！楽しかったね！おめでとう！」と完成を迎えたい。事前にやり方を考えて、相談。だな！

もやっとした気持ちで冴えない顔のまま、スタジオの近くでLIVEをしていたドラムの立井さんに忘れ物を届けに行くと、顔を見るなり満面の笑みで「ミムーーーーーー！！！」と迎えてくれた。いいLIVEだったのだそう。メンバーの顔をみてほっとして帰った。