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初の個展「じゃないが、在る展」ご来場ありがとうございました!

日々徒然

28日(日)に盛況の中展示会は終了しました。何にも代え難い幸せと充足感。
3日目は特にイベントもなかったので純粋に作品展示販売日でしたが、ふらっと入ってきてくれた人が思い思いに気に入った作品を話し合っていたり、友人へのプレゼント用にと私の作品を購入してくれたり、私が思っていた以上に作品は愛されて買われて行きました。

「私の感覚は間違ってない!」と目の前で見せてもらえた3日間でした。

ほぼ独学で作品を作り始めて1年ちょっと。周囲には「ま、いいんじゃない?(作家気取りかよ、プププ)」「好きなものばっかり作って大丈夫?」という反応をする人もいましたが、私の感覚を信じて良かったし何も恥じることはなかったです。むしろ、釉薬が均一に乗らなかったり、はげたりしたものこそお客さまが愛を注ごうとしてくれているのを感じ、私の方が勇気をもらいました。

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1日目、伊藤雄馬さんトークライブ「自分の国の作り方」で前を向く

私が伊藤さんにインタビューする形で「なぜ建国したのか?」「国と呼んでいるものは何ですか?」などを深堀りしました。伊藤さんが「国」と呼ぶものは、アーティストのいう世界感とかマイワールド(ミムラスワールド的な使い方の)と近いものだと思いました。お互いが別々の個として自分の「国」をしっかり持てば、むしろ他国(他者)へも想像力が働き異国でも”同士”になりうるという内容だと理解しました。私からお話した「地下水脈で繋がればジャンルは関係なく話が通じる」ということと、伊藤さんの「外交」は同じ現象を表していると感じました。
終盤では伊藤さんのお話にエンパワーされ、各々が自分の国を建国したいと思ったことでしょう!

ちなみにこの日、伊藤さんがタイの”秘境”のような高地にある農園のコーヒーを持ってきてくれました。酸味が強くフルーティーな香りのコーヒーで、希望者には会場で挽きたてを飲んでもらいました。あと木の骨組みを糸とクリップで留めてできるムラブリドーム(モバイルテントハウス)を来場者と建てて、中に入ってお話を聞いていただくムラブリドーム席も登場しました。中には3人座っていただきましたが、不思議と3人が仲良しに見える効果があり和みました。
↓写真はご来場の希望者も一緒にやきとりで打ち上げの図。

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2日目、ミムラス内藤彰子&エガワヒロシライブ「土と音楽」で空気の揺れを感じる

ギャラリーの2Fは居住者がいるということで小さな音で演奏する会でした。エガワさんのリハーサルでは完全マイクなし弾き語りを試してもらいましたが部屋の反響が良くめちゃくちゃ気持ちよくて「これで行きましょう!」と即決でした。私ならこんなライブに行きたい!
自分の作品に囲まれて歌い、空気の揺れが飾っている陶器に当たって返ってくるのを感じました。自作のタングドラム3号は1ピース打面が欠けてしまったけど、既製品にはない心地よいずれ具合のチューニングで「新しい春が呼んでる」を歌いました:)土の楽器はトライバルな音がしてどこか宗教的な雰囲気になりますね。

SET LIST:
1.Jam
2.食べる
3.デート日和
4.Big Tiger
5.新しい春が呼んでる w/土器タングドラム3号&神様
6.友達
7.Already

↓「友達」という曲でエガワさんにコーラスで入ってもらった図。

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3日目、街のギャラリーショップになる日

最終日はイベントがないので朝からドアを全開にして、値札も全面に出し、ふらりと入りやすいように工夫しました。散歩中の人、通りがかりのご近所の方などが次々と寄ってくれて、作品もどんどん買われていきました。閉店の17時までがあっという間でした。

友人たちもたくさん来てくれましたし、お花を贈ってくれた方(三味線漫談の藤本芝裕さん、フルート奏者のTAMAKOさん)、お菓子を作ってきてくれたり、とても励まされる3日間となりました。ありがとうございました。また展示&ライブやろうっと!うふふ