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真実が一番うつくしい
「愛したい」という曲をアルバムに入れたので、前から私の音楽を知っている人は驚いたでしょう。
浮気についての歌で、私が言いたいのは「浮気はいけませんよ!」じゃないことは曲を聴けば分かって貰えているはず。
そんな話じゃないのです。
しかし、身の回りになんと浮気の多いことか。この人ちょっとニセものだな、と思ってしまう。
なぜ、本気じゃないのか。
ガツンと別れて、次へ行け、なのです。
アーティストや物作りの人は特に、本能の赴くままに=”心”に忠実に生きててほしい。
好きな人が変わったら、周囲への迷惑や子供や、社会の評価などしょっ引いても、そんなセコイことよりも
新しい恋人に100%注いで愛しあいたいし、そちらへ行きたいのが本能なんじゃないかしら。
離れて「やはり前の人を愛している」と思い返すなら、もう一度、新しい相手として出会いなおす。
叶うかどうかは別にして、それでいいじゃない。
私なら、違う人を好きになった、と言われた方が、しばらくボロボロになっても「いい男だな」と思う。
こんな風に言うと「人間ってのは動物だから」と、押入れからとっておきを出してきたかのように説明されることばかりだけど、
動物ってのは秘密にしておこうなんて思考を挟んだり、2番目にほしい程度の適当なもので満たされようとはしません。
そんな話をすると「ミムラスは厳しすぎる」ってまた反論が返ってくるけれど、逆よ。
恋愛してたいし、我慢しながら仮の姿で得られるものに、満足できないからです。
そもそも、結婚のシステム自体が確かに恋愛と相性が良くないのかもしれない。
俳優の入川保則さんが、生前に「女を作ってうまくやるなんてできないから3回も結婚した」と話していたのを見て、私はなぜか温かい気持ちになりましたが、真実を大切にした結果なのでしょう。
だから、いわゆる ”浮気=いけません” ではなくて、100%で愛しあっていこうぜ!と思うのです。
好きな人が変わるのも、それは自然なことじゃないでしょうか。
お笑い芸人のスピードワゴン・小沢さんが「恋ができるなら失恋したってかまわない」という名言(甘い言葉)でウケていましたけど、
私もそう思って生きていまーす!