blog

ベニー・シングスが素晴らしかった

日々徒然

ミムラス内藤彰子自分の名古屋LIVEの前日にビルボードライブ大阪へ、オランダのPOPマエストロこと、ベニ―・シングスの来日公演を観に行った!まさか思いもよらず、ご本人に会えて私は気を失いそうだった!

LIVEは、東京からわざわざ観に行って本当に良かった。今回のバンドは、ベニー、ピアノ、女性コーラス、ベース、サックスの5人編成+リズムマシーンでドラムトラックを出すという、私も憧れる小編成の可愛いサウンド。柔らかな歌声にスタイリッシュなリズムと音。新旧の楽曲を織り交ぜながら、遊び心溢れるベニーの世界観が、会場をホームパーティーのように包み込んでいった。

ベニーシングスは、緻密なサウンドからイメージされるのとは違い、人間くさくて、人力の手触りがとても素晴らしいLIVEだった。完璧さや技で「圧倒しよう」というステージじゃなかったのが、印象的で。人力ならではのほころびやイージーさ、リズムの揺れは、良い意味でベニーが神様じゃなくて、暮らしの傍にいてくれる音楽だという風に感じさせてくれた。

始まりは”シングル曲”を続けて歌い、華やかな印象でスタート。そして、中盤からサウンドアレンジが凝ったマニアックな世界へ。間にスキマスイッチの2人がゲストで登場したり、5人編成のバンドも途中全員がステージ前方に腰かけてアコースティック演奏をやってみたり。好奇心いっぱいのベニーが子供のように見えて素敵だった。

私はWEB予約をして行ったら、なんと1番目に通されてステージ中央のド真ん前席。開演前に「セットリスト」が見える・・ミムラス内藤彰子着席で食事をしながら観るスタイルの会場だから皆さんおしとやかにLIVEを観ているのだけど、私は至近距離で観るベニーシングスにずっとテンションが上がりっぱなしだった。例えば、”後ノリ”のリズムが難解な楽曲中、ベーシストのリズムが少しもたると、ちょっと神経質そうにベニーがオフマイクで「GROOVING!GROOVING!」と煽ったり。乗ったり、少し冷静になったり、揺れ動くベニーの気分まで手に取るように感じられて、エキサイティングだった。ミムラス内藤彰子終演後、希望者にはCDにサインをもらえる時間があって(それでも5人くらいしか集まらなかった。もったいない!!)、ベニーが出てきて興奮気味に駆け寄ると、私を見て「あ!君は僕の前にいた子だね!君のグルーヴが、テンションを上げてくれたよ!」というようなことを英語で言ってくれた。(ビルボードの他のお客さんが大人しかっただけ)本当は私のCDを渡したかったのだけど、まさか本人に会える時間があるとは全く思わず、CDはクロークの荷物の中でお留守番。笑

しかし、本当に観てよかった。翌日は自分の名古屋LIVEで、大いにヒントとなった。