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毎日(ときどき)短いブログ366 – ご機嫌が超大事

日々徒然

皆さん、お元気?
私はしばらく元気がでなくて更新が空いてしまった。身の回りも世界も大きな動きがあって、本当に未来は予測などできないものだなと思い知ってるところ。

21世紀に先進国で爆弾の落ちる戦争が起こり、平和な日常が続くであろう前提が崩れた衝撃。コロナ以上に重く暗いものを感じている。久しぶりに連絡を取り合った友人たちも同様にこんな気持ちを感じていて「マザーテレサが言う”自分の玄関先をきれいにすると世界がきれいになる”じゃないけど、まずは自分の周りから心が穏やかになれる人間関係を再構築していこう」って話をした。レモン色の光の粒という曲で歌ったけれど、私(あなた)がご機嫌でいられると会った人はご機嫌で居られ、さらにその人に会った別の人もまたご機嫌で居られる・・・の連鎖が暴力抑止の基本ではないかと思う。だから、自分が気分よく生きられるためにおかしいと思うことをちゃんとおかしいと言い、どうすると自分が気分よいのかがわかることは超重要だ。
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今回「他にも戦争や紛争に苦しめられてきた人はいるだろ、白人だからってこんなに同情が集まるのは差別だ」という声があり、全くまったくその通りであるが、西欧文化に影響された生活をしている自分にとってよりリアルに感じてしまったのも正直なところだ。”私たち”という言葉に含めることができる範囲をどう広げられるかな?見捨ててきたであろう範囲外の人にどうやって自然に目を向けることができるようになるか?考える。
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侵略が始まってすぐ、クリミア半島のセバストポリに住んでいるMax Perovというトランペッターが”No War in Ukrine”という動画をYouTubeにあげていた。彼の動画は時々チェックしていたのだけど、今回ピアノだけで演奏されたその曲は低い雲に覆われたような不穏さと、絶対許せないという怒りでいっぱいだった。彼のプロフィールには「ウクライナ」と書いてあるけれど、クリミア半島はロシアに編入されている土地だから反戦を掲げることは身の危険があるはずだ。すぐにYouTubeは限定リンクになってしまったが、リンクをコピーしてあったので知り合いの間だけで送って聞いてもらいたい。
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ミムラスソロレコーディングに、辞めてもらってたサポートメンバーが数か月ぶりに戻ってきた。私に謝罪された言葉よりも、ご自身の中で約束が守れるかどうかですね!という意味でのワンチャンスをあげた。私の心の中はもう一旦腹を決めた事だったので案外無風、通常運転だ。アルバム収録の10曲全曲が出そろい(なんならあと2曲デモがあるのだけどそれは次の作品でもいいな!)、聞き返すと名曲ばかりだ。もう一息で発表できるのでお楽しみに!

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最近私をご機嫌にしてくれるもの5:
[鉄の中華鍋]テフロン卒業して遂に買ったぜ!火の通りがよくて、丸い鉄のおたまでカンカン鳴らしながら作る動作もお気に入り。
[ムーンドッグ]素朴で楽しいサウンドの巨匠。JAZZにカテゴライズされているっぽいけど「何者かになりたい」感がまるでない演奏が私に自由な創造力をくれるの!
[ラジオ]料理をしながらとか寝るときの枕元など、アプリでラジオを聞いてる。映像あるものより声だけの方がちょうどいいときある。
[フリューゲルホルン]ひょんなことで行きついた韓国のトランペットYouTuberが、ときどきお裾分けしてくれるオリジナルの譜面を真似して吹いてる。韓国語できないので拙い英語でやり取りしているのだけど、手書きの譜面に韓国語が書き込んであると読めないのが、逆に楽しい。
[探検私の街]住んでいるエリアの探検は一通り終わっているのだけど、隣の駅まで範囲を広げると別世界。山道の途中にぽつんとある蕎麦屋、梅の咲く公園、見晴らしのいい神社に、よさげな洋菓子店。毎日新しい体験があると元気でる!