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ツアー佐世保、北九州を終えて

日々徒然

ミムラス内藤彰子これを書いている今は、博多におります。初めてミムラス内藤彰子でライブに行った、九州。すでに感無量で旅を続けています。2日目が終わってすでに物販のグッズ類は完売、アルバムも残り3枚となり、慌てて東京のメンバーに頼んで、あさっての高松へ発送してもらうことになりました。

今回のツアーは、歌っていて、フロアから凄い音楽愛が返ってくる!歌詞の隅々まで聞いてくれているような気もしたし、響きあう瞬間が見えたりもした。私は、ポップソングが好きで、わーーーっと心がもって行かれるような時間をあげたいなと思った。ポップスが好きな自分を、もう一度思い出している道中です。

福岡のイベンター・ハイゲインの原さんという方が、
「レモン色の光のツアー」九州編をコーディネートしてくださいました。
すべては、彼のおかげです。

1日目。長崎空港から高速バスに乗って佐世保に。飛行機も2時間ですが、バスも2時間くらいかかったかな。佐世保駅に降りた瞬間から「あ、この空気は波長が合うかも」と感じます。単線の電車に乗り換えて、K-waveというライブハウスへ。三角に奥まったステージは、ドラムセットが奥にありました。かわいい感じ!女性の店長さんが、迎えてくださいました。ミムラス内藤彰子イベンターの原さん。共演は、ピアノインストのYumiさん、ピアノ弾き語りのよりこさん、バンドながら本日は男性2人編成のベーゴマさん、コミカルなギター弾き語りのオカコーさん。このあたりで活動されている方々。少しご挨拶するだけで「いい人たちだなー!」とわかります。

一人でやってきた私に、まずいろいろ話を振ってくれたのは、よりこさん。彼女のリハを見ていて、これまた音楽も私の好み!色気、キュートさ、嫌な感じのない強さ、まっすぐさ。(佇まい、歌声から、私はヴァネッサカールトンを思い出した)すると、彼女も私のリハ終わりに「ミムラスさん、あの、歌も曲もすごく好みです!」と言いにきてくれました。相思相愛で一気に舞い上がってしまった!笑

そして本番。オカコーさんは、シュールな笑いを折れない心でやり切って(!)、会場を大いに沸かせていた。佐世保の歌「サセBOSSA」とか、静かなギャグの連発。Yumiさんは、パワフルなピアノのインスト。インプロのような、ジャズのような。女性だけれど男性的な強さを感じた。よりこさん、胸元がチラ見えするタンクトップに黒い髪が、まったく嫌な感じがしないセクシーさ。しなやかで、人間的魅力高し。ベーゴマさん。ギターさんと2人で歌った楽曲は、歌詞も歌も少し弱くてやさしくて正直なところが素敵だった。癖のない歌い方で、もう凄い年数、このバンドをやってきたんだそう。きっと人間が素直で、強い人なのだろうな。佐世保は、とてもセンスがいいアーティストばかりだった。
↓K-waveの店長さん!アルバムの「愛したい」を好きだと言ってくれた。
ミムラス内藤彰子打ち上げは、佐世保FMの方もいらっしゃった。地元の皆が、それはそれは暖かく持て成してくれて、どうしていいかわからなかった!ミムラス内藤彰子ありがとう、帰りたくない佐世保!

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翌日は、どうにかこうにか起きて(笑)高速バスで北九州小倉へ。南国のような暑さに感じたのは、カート引いて歩いているからか?ミムラス内藤彰子戸畑という駅の「アビーロード」にてライブ。この日も、ハイゲインの原さん、昨日も共演したYumiさんが一緒。共演は、弾き語りドラマー(歌いながらドラムを一人で披露する!)のアビーロードのマスター、そして、トミー冨岡さんという芸人さん(シンガー!?)。
入ると会場の雰囲気からして、ゴシックで、パブ的な夜の雰囲気。矢沢えーちゃんとか、氷室さんとか、長渕さんとか、革ジャンの似合いそうな音楽の匂いもする。ミムラスにはあまり行き会わないマッチョさのある箱です!さー、どうする!? ん~いいぜ、どんな人が来ても、ミムラスはポップにやろう!でも、この空気に楽しく乗ろう!

リハを終えて、開場すると、続々と集まってくるお客様。世代的には、私よりもかなりお兄様、お姉様方方。どことなく、「革ジャン」感の似合う雰囲気。ポップな私は、どう、映るのだろうか?と一瞬戸惑う。直前までセットリストを悩んで、1曲「I’ll be there」(Jackson5)カバーを歌いました。ほかは、すべてアルバムから私の曲。ミムラス内藤彰子この日の競演の方々のステージを見ていて、ライブについて、いろいろなことを思い出しました。とくに、演者としてより、自分がお客さんとして見ていて、いいライブを見たときの興奮する感覚を。音楽性はまるで違う共演者さんたちだったし、お客様も、普段行き会わない雰囲気の方々だった。けれど、自分も持てるフルパワーでステージをやったら、みんなが歌詞を追いながら、真剣に聞いてくれた。拍手のタイミング、目の合う人たち、そんなところから伝わってくるんです。

ポップスターには関係ないのだよね。「音楽は国境を超える」なんていうけれど、「ジャンル」「趣味」といった境目を超える可能性を、以前の私は諦めてしまっていたかもしれないと思った。今はツアーをして、どんな場所、どんな空気でも頂きますよ、と思っている自分を見つけた。終わってから、楽曲について、たくさん感想を頂きました。会場の皆が熱かった!

この日、お客様が差し入れでピザを取ってくださったり、ライブハウスのママが「シロヤ」という名物パン屋の練乳パンを差し入れしてくださったりして、お食事までお世話になりました。皆の音楽愛と、人のやさしさ。私も感動してる!

今宵の博多ゲリラハウスw/土屋雄太さんとのライブも、お楽しみに!