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ミックスも大詰めです

日々徒然

レコーディングした10曲のミックスは、大詰めとなってきました。
ずっとエンジニアさんと私の2人でサウンドをブラッシュアップしてきたので、完成した曲を早く、サポートメンバーの2人にも聞かせたいです!早く「うわ~!いいじゃない!」という感動を誰かと共有したいです!

レコーディングが順調に進んできたので、今度はどういう形でリリースするかを準備しています。
アーティストはこれからどうやって音楽をやっていくか?も、最近とても考えます。インターネットやSNSでも、あちこちでこの議論がなされていますが、「これが正解です!」と一つの答えを示せるほど雑に答えられないものです。楽曲配信ができ、インターネットとスマホがある時代で、それは本当にラッキーなことですが、反面、インディーのアーティストが収入を得るのは結構大変だったりもする。ツアーグッズを作ったり、色々なアイデアを試すのはとても楽しいし賛成しているけど、私は他にも好きな仕事を何かやるということも、アーティストにとって結構良い選択肢なのではないかと最近思います。なぜなら精神衛生を保つことはかなり重要で、やる気やアイデアが湧くことほど貴重なものは他にないからです。だからそれらを守りながら、音楽に限らずくらしに必要なお金を楽しく得る方法を考えることはいいことなんじゃないかしら。

まだ昔の名残りで「音楽だけで食えなきゃ一人前じゃない!」みたいに評価されることも沢山あるし、そういう人の目を気にするアーティストも沢山いるけれど、そもそもお金がなくてもアーティストは音楽を作るし、音楽での成功を自分の勲章や身近な人を喜ばせるネタにしたいと私も昔は思っていたけれど、それって音楽とは一切関係のない欲だなと今は思うのです。(全否定はしない)。だって、売れようが売れなかろうが、世間がどうなろうが、音楽を作ることは変わらないし、むしろやりたくもないことを無理してやる方が、心の健康を損ねてしまうからです。

でも「趣味です」って言いきってしまう人の音楽に、私が心惹かれたことはない。それを自分で決め込んでしまうと、どんなに耳触りが良くても、どんなに場が盛り上がっても、やっぱり噛み応えがなくて面白くなかったり。

本当は、自分が何者であるかなんてどうでもよく、今までも誰かがよい音楽を作り続け、そして自分も音楽で表現するすべがあるってことにただシワっと感謝するような、そんなピュアネスで音楽をやれたらいいなと思います。まだ沢山の欲にまみれている自分ですが、いつの日か、そうなれたらいいなあ。今日は音楽を作りたい人のことだけをじっくり書いてみました。